みうら整骨院 柏院


冷え性について

<冷え性の症状>

 

冷え性とは

冷えは、男性・女性に関わりなく起こる症状ですが、男性よりも女性に発病しやすい傾向があります。そのため、一般的には、冷え性は女性特有の症状と言われています。冷え性とは、身体のほとんどは温まっている状態なのに、手や足、腰、腹部など、特定の部位だけが常に冷たく感じる状態のことを言います。冷え性をそのまま放置しておくと、肌荒れ、腰痛、肩こりだけでなく、 身体のだるさ、不快感、貧血、卵機能障害など、様々な症状を引き起こす恐れのある症状です。そのため、冷えは、身体の不調・病気のサインとも呼ばれています。

 

冷え性と冷え症

冷えには、「冷え性」と「冷え症」があります。

・冷え性

睡眠や食生活、運動不足など、生活習慣の乱れにより、身体の特定の部位に冷えを感じる症状のことを言い、原因は、血行不良にあると言われています。別名、「血行不良」と言われています。

 

・冷え症

自律神経系の乱れからくる血管障害のことを言い、手足や腰、腹部など、特定の部位に極度の冷えを生じる症状を言います。冷え性は、西洋医学の世界では、病気とは扱われておらず、症状としては、冷え性の方が軽く、冷え症は重度ということになります。ただし、一般的には、ほとんど同意語として扱われています。

 

冷え性の症状

■手足の指先だけが冷える

 

■手足が冷たくて眠れない

 

■しもやけやあかぎれになりやすい

 

 

 

<なぜ冷え性になるのか>

 

冷え症とは、冷え性が悪化して日常生活に支障をきたすほど悪くなった症状とも言われ、冷え性の原因を知れば、冷え症の原因も知ることができます。

 

寒さ

体温を調節している自律神経は、寒さを察知したときに交感神経が優位になり、皮膚表面や体の末端の血流を滞らせることで、体の中心部の体温を維持しようと働きます。そのため、冬の屋外など寒さにより、末端部分は特に冷えやすくなります。

 

筋肉量不足

血行不良は冷えの主な原因ですが、血行不良となる大きな要因のひとつに筋肉量不足があります。筋肉は心臓と同じように血液を全身に送るポンプのような働きをするため、筋肉量が少なく動きが小さいと血液を全身へ送ることができず、血行不良を招きます。男性よりも女性に冷え性が多いのは筋肉量が少ないからです。また、筋肉量が少ないと熱を生み出すことができないため、体が冷えやすく原因になります。

 

血液循環の悪化

低血圧による血行不良、体内の水分不足や食生活の乱れ、悪玉コレステロールの摂りすぎなどは、体内の血液循環を悪くするため、血行不良の原因になります。さらに糖尿病なども血行障害の原因となります。

 

ストレス

ストレスを感じると交感神経が優位に働き、体は緊張します。この緊張状態が長く続くと、血管が収縮したままになるので血行が妨げられます。また、ストレスにより副腎から出るアドレナリンは、ストレスを緩和する一方で、血球を活性化するため血液を粘性にすることがわかっています。血行不良になると、身体を流れる血流が悪くなり、特に手足の毛細血管には、新鮮な血液が運ばれにくくなります。つまり、血液の流れが悪くなることで、手足に新鮮なエネルギーが届かなくなると同時に、疲労物質が溜まりやすくなり、冷えが生じる原因となります。

 

近年、慢性的な冷え性に悩まされている方が大変増えています。冷え体質は免疫力が弱まり病気を起こしやすくなるだけでなく、不妊症や生理不順、更年期障害などの症状とも深く関わっています。

 

 

 

<冷え性を改善させるためには>

 

末端の冷えは、冷えきっている手先や足先などを温めるとともに、熱を作りやすい体にし、不足している体全体の熱容量を上げることが大切です。

 

■ストレッチをする

冷えを感じたら、手足の力を抜いて、手首や足首をブラブラさせたり、手と足の指を意識的に動かしたり、刺激してみましょう。簡単に血行促進効果が得られます。

体を温め血行を促し、冷えの解消に効果があるツボを押してみるのもよいでしょう。ただし、食後、飲酒後、サウナ後、発熱時、体調不良時、妊娠中、心臓の悪い方などは控えましょう。

 

■足を温める

足を冷やさないために靴下を履くことは大切ですが、締め付けがきついと血流を止めてしまう要因になります。足の防寒を保ちながらも、締め付けの少ないゆったり履ける靴下を選ぶようにしましょう。

 

■お腹を温める

内臓が冷えると体は内臓を温めようとするため、血液は中心部であるお腹へ集中し、手足の末端まで行き届かなくなります。腹巻やカイロなどで意識的にお腹を温めましょう。

 

■体を温める食べ物や飲み物を摂る

冷たい食べ物や冷えた食事はなるべく控えましょう。油を多く含む物、甘い物、夏野菜、南国の食べ物も体を冷やすので、冷えが気になるときは食べ方を工夫しましょう。飲み物については、甘く冷たいものは特に体を冷やすので注意が必要です。コーヒーも体を冷やすので飲む量に気を付けましょう。

体を温める食べ物は血流を促進するので、冷えを感じるときは食べ物も飲み物も温かい物または常温の物を選びましょう。また、ニンジンやレンコン、ごぼうなどの根菜や、生姜や唐辛子、ココアなど体を内側から温めてくれる食材も効果的です。

また、体温を上げる熱を作るには、効率良く熱の材料となり、筋肉作りに必要な良質なたんぱく質を積極的に摂取することが大切です。肉類や赤身の魚、卵、大豆製品、乳製品などに豊富に含まれています。

 

■運動をする

筋肉を使うと血行が促進されるので、日常的に体を動かす習慣をつけることが大切です。ウォーキングなど軽い有酸素運動から始めるといいでしょう。

また、筋肉量が少ないと血行不良が起こり、冷えを招きます。筋肉を鍛えるには、筋力トレーニングなどの無酸素運動が効果的です。筋肉量を増やし、基礎代謝を上げるためには、運動する習慣をつけることが大切です。

 

■リラックスする

副交感神経を優位に働かせ、活発にすれば、血管が広がり血流が良くなります。副交感神経はリラックスしているときに活発になるので、気持ちが落ち着く音楽を聴く、好きなことをする、意識して深呼吸をするなど、リラックスできる時間を意識的につくりましょう。

 

■ぬるめのお風呂にゆっくり入る

入浴には、冷えの解消に効果的な温熱効果や、水圧による血行やリンパの流れの促進する効果があります。また、ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、血行促進やリラックス効果も得ることができます。さらに末端の冷えには入浴中の足のマッサージが有効です。特に第2の心臓と言われるふくらはぎや、冷たくなりやすい足先や足裏はしっかりとほぐして隅々まで血液をめぐらせましょう。

 

■偏った食生活はやめる

ジャンクフードやファストフード、インスタント食品、スナック菓子など、ビタミンやミネラルなどの栄養素が少ない物を食べていると栄養バランスが偏ります。また、血液がドロドロになり、血行不良の原因になります。エネルギーや熱を作るのに不可欠なたんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているバランスの良い食事で、内側から冷えを改善していくことも重要です。

 

■アルコールやたばこを控える

適度な飲酒は血管を広げ、血流を良くし、体を温めますが、それは一時的なものであり、飲み過ぎは体内の水分量の低下を招き、血液の粘性を増し、血流を悪くします。特にビールは冷たいので内臓を冷やし、他のお酒と比べてカリウムが多いため、抗利尿ホルモンの働きが抑制されやすいと言われています。飲むならお湯割りや熱燗の日本酒、常温の赤ワインなどにしておきましょう。

タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させる働きがあり、血流を悪くします。また、体内に吸収されるとホルモンバランスや自律神経の乱れも招くので控えましょう。

 

■冷え性外来を受診する

冷えが深刻な場合は医療機関を受診しましょう。病院の冷え性外来では薬の処方だけでなく、日常生活でのアドバイスなども受けられます。

また、冷えには意外な病気が隠されていることも。貧血、糖尿病などのサインであったり、不妊や深刻な病気の原因にもなったりします。冷えにお悩みの方は、専門医のアドバイスを受け、根本から改善することも大切です。