みうら整骨院 柏院


腕のしびれを伴う首の痛みについて

<腕のしびれを伴う首の痛みの症状>

 

首のコリ、首の痛み、寝違い

首のコリ、首の痛み、寝違いなどよくある症状ではありますが、ときに手脚のしびれや痛みまで伴うことがあります。

痛みが強くない場合は、単なる首こりや肩こりですし、痛みが強くても急に痛くなった場合は寝違えです。強い痛みが続く場合は、軽度の頸椎症といえます。しかし、腕にしびれがある場合は要注意です。頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性神経根症が考えられます。しびれが両腕とも、あるいは脚までも出ている場合は、頸椎症性脊髄症が考えられます。

 

■単なる首こりや肩こりの場合、痛みはそれほど強くない

 

■寝違えの場合、痛みは強いが急に痛くなる

 

■軽度の頸椎症の場合、強い痛みが続くがしびれはない

 

■頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性神経根症の場合、強い痛みが続き、腕にしびれがある

 

■頸椎症性脊髄症の場合、強い痛みが続き、しびれが両腕とも、あるいは脚までも出る

 

 

 

<なぜ首の痛みやしびれが起こるのか>

 

主な原因

首の痛みは、姿勢が悪いことにより首に負担がかかったり、加齢により首の骨が変形したりすることが主な原因です。パソコンなどの作業で猫背など悪い姿勢を続けていると、首が前方に突き出るストレートネックになってしまいます。頸椎は本来、前方に向かって緩やかなカーブを描き、真上にある重い頭を支えています。しかし、ストレートネックになると、頭を斜め上で支えることになり、首にかかる負荷が大きくなってしまうのです。バッグをいつも同じ側で持ったり、携帯電話やスマホ、ノートパソコンを長時間使ったり、腹ばいで読書をしたりする方は要注意です。

 

頸椎症性神経根症

もっとひどくなり、腕にもしびれや痛みが出てくる場合は、頸椎症性神経根症と考えられます。脊髄から枝分かれして伸びる神経が、椎骨の変形によって圧迫されるのが原因と考えられます。片方の腕にしびれや痛み、脱力などが急に起こるようになります。

 

頸椎とは

頸椎は、椎骨と呼ばれる7つの小さな骨が積み重なってできており、この骨の中には神経の束である脊髄が通っています。これはさらに枝分れした神経になって首や肩、腕などに向かっています。重い頭を支えながら、その中を走る神経も守っているのが、頸椎なのです。悪い姿勢が続くと頸椎への負担が増し、神経を圧迫することになります。

 

頸椎椎間板ヘルニア

頸椎症性神経根症と似ているのが頸椎椎間板ヘルニアです。椎骨と椎骨との間にある椎間板が外に飛び出して神経を圧迫するのが原因と考えられます。一般に、頸椎症性神経根症は50代以上の年配の人に多く、頸椎椎間板ヘルニアはそれより若い人に多いと言われています。

 

頸椎症性脊髄症

さらに重症化し、脊髄が圧迫されて両腕や両脚のしびれ、歩行障害などが徐々に進行する場合は、頸椎症性脊髄症と考えられます。手脚のしびれや痛みなどを感じた場合には早めの受診が大切です。

 

 

 

<頸椎症を改善させるためには>

 

■頸椎症改善ストレッチ

以下のストレッチはコリの改善と予防に効果があります。どれも毎日2回以上続けるとよいでしょう。ただし、ストレッチをして痛みが強くなる場合はすぐに中止しましょう。

 

・逆さま首伸ばし~猫背の矯正、首こりや肩こりの改善・予防

視線は水平方向に保ち、肩幅に足を開いて立つ。

手を後ろに回し、片方の親指をもう片方の手で握り、握った手を反対の掌で覆う。

あごを引き、ひじを伸ばしたら、握ったままの手を少し持ち上げ、胸をそらして腕を斜め後ろに引き下げる。

10秒間キープする。

 

・頸部ストレッチ~首から肩にかけて凝っている人の改善・予防

肩と腕の力を抜き、足をそろえて椅子に座る。

首を右側斜め前方に倒し、左肩から首にかけての筋肉を伸ばす。肩が上がらないように注意する。

左手で椅子を持ち、左耳の後ろに右手を当てて押し、10秒間キープする。

左側も同様に行う。

 

・胸椎ストレッチ~頭の重さを利用して頸椎を伸ばす

※高血圧や脳梗塞などの持病がある人は、行う前に医師に相談すること

腰より低い椅子の前に立ち、肩幅に足を開く。

直角に曲げた両ひじから先を椅子の上に置き、両手を軽く握る。

背中を丸め、頭を真下にする。頭は椅子につけず、あごは軽く引く。

片手で後頭部を抱え込み、首が伸びるように押さえる。

30~60秒間キープする。頭に血が上らない程度にとどめる。

 

■寝具の見直し

寝違えなど、朝起きたときに首が痛かったり、凝ったりしている場合は、枕が原因の可能性もあります。合わない枕で寝ることで、首に負担がかかります。枕などの寝具を見直すことも重要です。夜、寝るときは首への負荷も減るのが普通ですが、合わない枕を使っていると、良い姿勢で眠ることができず、疲れを癒やすどころか、首に一層の負担をかけてしまいます。

枕以外にも、重い布団、厚手のパジャマなどもスムーズな寝返りを妨げ、首への負荷を増やすといいます。自分に合った枕を使うのはもちろん、布団を軽くしたり、毛布を羽毛布団の上に掛けたり、滑りのよい素材のパジャマを着たりするなどして、寝返り時の摩擦抵抗を減らす工夫も効果的です。